■お燗の出来る大吟醸 和寛(なごみくつろぐ)
・【黒瀬的オススメ度】★★★★☆☆☆☆☆☆
・堪能時期 : 2016年08月
・酒造 : 麗人酒造株式会社(長野県諏訪市)
・【アルコール度数】 15度
・【原材料】 米・米麹
・【日本酒度】 4.0
・【酸度】 1.4
・【アミノ酸度】 -
・【精米歩合】 49%
・TAG : <大吟醸>
【寸感】
最初に、燗でも呑める大吟醸という触れ込みだけど、燗という時期ではないため冷やで頂きました。
いや、燗で飲めよというのはあるかも知れませんが。
まず香りは仄か。
冷やで呑むと、米の甘みはあまり感じられなく、後味にやや苦味を残しつつも、すんなり頂ける味わい。
苦味は当然醸造アルコール然とした内容ではないが、好みじゃない人はやや顔を顰めるかも知れない。
酸味はほぼなく、すーっと喉を通る日本酒。
但し、旨味という点では不満。
変な癖はないけれど、黒瀬的にはわざわざ冷や呑みでチョイスしたいと思う味わいではない。
特に価格が価格なので、もっと良いチョイスがいくらでも出来てしまう辺りが辛い所じゃないかと。
恐らく、味わい的には燗に合わせて調整されているのだと思います。
冷やでもそこそこ頂けるが、燗で味わった方が格別に美味しいという味わいに仕立て上げられているんじゃないかと。
もうね、傾向から甘味と香りが増して、ふくよかな味わいになる傾向が読み解ける感触。
冬場にでも燗で味わってみたいと思います。
次回は燗で。