楽々鶴 上撰 原酒(兵庫県)




■楽々鶴 上撰 原酒
 ・【黒瀬的オススメ度】★★★★★★★★☆☆
 ・堪能時期 : 2016年07月
 ・酒造 : 出石酒造有限会社(兵庫県豊岡市)
 ・【アルコール度数】 19〜20度
 ・【原材料】 米・米麹・醸造アルコール
 ・【日本酒度】 3.0
 ・【酸度】 1.7
 ・【アミノ酸度】 1.3
 ・【精米歩合】 70%
 ・TAG : <原酒>

楽々鶴 上撰 原酒(全体)


【寸感】

香りはほぼない。
淡麗辛口寄りの日本酒だが、米の甘さ・麹由来の旨味を感じさせる出来で、甘口寄りに感じる。
純米酒や純米吟醸でないのにねぇ。

まず最初の飲み口に米の甘み・麹由来の旨味があり、後味に+3.0には満たないと感じる辛さが残る印象。
辛さの質は醸造アルコールによる味付け寄りで、好き嫌いが分かれそう。
辛口純米酒にあるすーっと入る辛さではない。
上述した通り、後味に残る辛さがかなり醸造アルコール寄りなので、この味わいを受け付けない人には辛いか。
それでも、上手に味付けしていると黒瀬は思います。

黒瀬的には飲み易いと感じるが、普段日本酒を飲まない人からすると19〜20度のアルコール度数含めあらゆる面で「強め」の印象を受けるかなぁ。
酸味はやや、苦味はほほ感じられず、これに軽く濁りを散らしたら、辛口寄りの濁り酒(薄濁り)としてすんなり楽しめる味わい。

肴は選びそうな節があるけれど、出石酒造有限会社が近場にあったら普段呑みにもチョイスするぐらいにはバランスの取れた一本。
原酒でこの味わいなら、加水の醸造酒はさぞかし良い味をしてそうだ。

時期柄、熱燗では味わっておりませんが、熱燗・ぬる燗でも味わってみたい一本です。
いずれ。




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