■純米 丹頂鶴
・【黒瀬的オススメ度】★★★★★☆☆☆☆☆
・堪能時期 : 2016年06月
・酒造 : 日本清酒株式会社(北海道札幌市)
・【アルコール度数】 13〜14度
・【原材料】 米・米麹
・【日本酒度】 +5.0
・【酸度】 1.3
・【アミノ酸度】 -
・【精米歩合】 65%
・TAG : <純米酒>
【寸感】
札幌唯一の酒蔵「千歳鶴」が醸す純米酒。
水は豊平側の伏流水ということで、札幌圏の人間からすると「うん?」と感じる水だが、まぁ。
日本酒としては、香りはほぼ感じられない。
辛さが際立つタイプだが、酸味や苦味はなく辛いだけのイメージ。
尤も、余計な味わいがないので飲み易いは飲み易いし、併せ易いは併せ易い。
曰く「アルコール度数を少し低めに抑え、米の旨味とコクを活かした飲み易いお酒」とのことだが、これで米の旨味を語るのはちょっと頂けない。
はっきり言って米の旨味を感じさせるようなタイプではないが、純米でこの辛さは立派。
コクという面でも、確かに後味に残る芯がある。
北海道時代のことを述べると、個人的には旨い日本酒を造っているというイメージは千歳鶴に対して微塵もなかったし、実際、当時の舌で味わった千歳鶴はどれも今一感が拭えなかった代物でした。
(金がなく、高い酒をチョイスしていなかっただけかも知れないが)
今回オススメ度を「5」としましたが、良くやっている方だと思います。