名城 銀次郎 生貯蔵酒(兵庫県)




■名城 銀次郎 生貯蔵酒
 ・【黒瀬的オススメ度】★★★★★☆☆☆☆☆
 ・堪能時期 : 2016年03月
 ・酒造 : 名城酒造株式会社(兵庫県姫路市)
 ・【アルコール度数】 13〜14度
 ・【原材料】 米・米麹・醸造アルコール
 ・【日本酒度】 -2
 ・【酸度】 -
 ・【アミノ酸度】 -
 ・【精米歩合】 -
 ・TAG : <醸造酒>

名城 銀次郎 生貯蔵酒(全体)


【寸感】

香りは薄いが、仄かに薫る。
甘さを意識させる香りではなく、アルコール臭に近い。
なお、冷やではほぼ香りはなく、燗を付けることによって仄かに薫る感じ。

冷や呑みでは、米の甘みも、酸味も際立たず、非常にさらりとさらりと呑める味わい。
但し、だからといって、米の甘みや酸味が全くないわけではない。
醸造アルコール入りの割にはキリッとした味わいを意識させないまろやかさを持っていると思う。
最後の最後の後味に若干らしさは出るけど、普段呑みで美味しく頂ける部類の醸造酒で間違いない。
つまみなしでもすいすい行けるぐらい雑味のないさっぱりとした中性的な味わいは立派だと思います。
上善なんちゃらよりもよっぽど水の様にすいすい行けるタイプだと、黒瀬は思いますがどうでしょう。

ちなみに燗を付けると、口に含むと米の甘味がまず前面に出てくるようになります。
次に若干酸味が幅を利かせ、そして醸造酒に起因するキリッとした後味が残る。
雑味はないが、尾を引くキリッとした後味は、冷や呑みよりもずっと気になる印象。
醸造酒ライクのキリッとした後味が苦手だと燗を付けずに、冷やで味わった方が良いかもしれない。

黒瀬的には燗を付けるよりも冷や呑みや常温呑みを薦める。
純米のような味わいはないけれど、醸造アルコールの調整を味わいに振った、上手く作り込まれた日本酒ですかね。




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