■菊勇 相良 大山 純米酒
・【黒瀬的オススメ度】★★★★★☆☆☆☆☆
・堪能時期 ： ２０１６年０２月
・酒造 ： 吉川醸造株式会社（神奈川県伊勢原市）
・【アルコール度数】 15度〜16度
・【原材料】 米・米麹
・【日本酒度】 -
・【酸度】 -
・【アミノ酸度】 -
・【精米歩合】 65％
・TAG ： ＜純米酒＞
【寸感】
大山湧水を使用した純米酒。
香りは冷やでも燗でもほぼ感じられない。
冷や呑みでは、米の甘さ・旨さというよりも辛さを際立たせるように作られているイメージ。
傾向としては、新潟県「覇者」、石川県「碧龍」と似た感じ。
肴があって生きる日本酒で、手酌で肴もなく呑むにはちょっとオススメ出来ない。
肴は刺身やほっけ、塩味を聞かせた鮭なんかでも美味しく頂けると思われます。
酸味なんかも口当たりとして感じられることはなく、個人的には純米酒としてちょっと物足りない感じ。
なお、燗を付けると辛さが薄れ、さらりさらりと呑み進められる日本酒になる。
口に含んだ時に、辛さの片鱗が口に広がるものの、後味は尾を引かずすとんと落ちる。
これは熱めであれば熱めであるほど、その傾向が強いように感じる。
冷やよりも若干酸味が感じられるようになるが、気になるレベルではない。
終始、米の甘味を意識させないので、冷やだろうが燗だろうが傾向としてはやはり肴があって生きるように感じる。