七笑 活性にごり生原酒 美禄(長野県)




■七笑 活性にごり生原酒 美禄
 ・【黒瀬的オススメ度】★★★★★★★★☆☆
 ・堪能時期 : 2015年11月
 ・酒造 : 七笑酒蔵株式会社(長野県木曽郡木曽町)
 ・【アルコール度数】 19度
 ・【原材料】 米・米麹・醸造アルコール
 ・【日本酒度】 -10前後
 ・【酸度】 1.3
 ・【精米歩合】 不明
 ・TAG : <濁り酒> <原酒>

七笑 活性にごり生原酒 美禄(全体)



七笑酒蔵の火入れなしの原酒で活性で濁り酒(どぶろく風)という中々味わえないタイプの日本酒。
しかも醪が非常に濃厚でとろみをがかっており、且つつぶつぶ感が口の中に残るタイプです。
つぶつぶ感は思わず「漉してないでしょ?」と真顔で聞きたくなるぐらいの大粒のもので、発泡と相俟って独特の味わいを醸し出してくれます。
素晴らしい。

なお、要冷蔵品のため、当然燗を付けることはできませんので冷や呑みでの感想になります。

活性の為、発泡の爽快感がある喉越しですいすい呑めてしまうが、原酒でアルコール度数が19度とそこそこあるため、酔いの回りが非常に早いです。
特にキンキンに冷やして呑むと、怖いくらいアルコール度数を意識させない味わいなので、ボディーブローのように後から利いてくること請け合い。
アルコールがそう得意でない人は、飲み過ぎないよう注意した方が良いでしょうねー。

ちなみに、香りは日本酒の香りというよりも、焼酎などで薫るタイプの香りで「楽しめる」といった類のものではないと黒瀬は感じました。
味は醪の影響もあって甘口さを感じますが、活性の影響もあって酸味・苦味(雑味)も同時に口に残ります。

普段呑みに選ぶにはちょっと空きが来る味かも知れないが、たまに味わうにはもってこいの変化球だと思います。
季節柄の濁り酒にちょっと飽きてきたなという方は、ぜひ堪能してみることをオススメ致します。

ちなみに、瓶を横にすると中身が漏れます注意が必要です。




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