麗人辛口の極(長野県)




■麗人辛口の極
 ・【黒瀬的オススメ度】★★★★★★☆☆☆☆
 ・堪能時期 : 2015年09月
 ・酒造 : 麗人酒造株式会社(長野県諏訪市)
 ・【アルコール度数】15〜16度
 ・【原材料】 米・米麹
 ・【日本酒度】 +10
 ・【酸度】 1.3
 ・【アミノ酸度】 不明
 ・【精米歩合】 59%
 ・TAG : <純米酒> <吟醸>

麗人辛口の極(全体)麗人辛口の極


【寸感】
何度も記載してる気がするけど、上諏訪五蔵は正直どれこも甘い酒を造っていると黒瀬は感じます。
そんな中で、辛口寄りの笛吹酒造ではないところで「辛口の極」を名乗る醸造酒です。
例によって水は霧ヶ峰高原伏流湧水。
酵母は違えど、水が甘口に適したものなんじゃないかと思う今日この頃。

そんな中、麗人さんの辛口の極もご多分に漏れず「これで辛口の極を名乗るにはちょっと……」という味わいです。
とてもではないが日本酒度が「+10」もあるようには感じられません、酸度が+1.3で淡麗辛口の味わいは確かに壮ですが、これで+10の辛さかと自分の味覚を疑います……。
まー、これで極を名乗るなら、世に数多ある日本酒度+20越え勢とかどうすんだって話ですよ。
言い換えるなら、麗人酒造の中では辛口という認識で居た方が間違いないでしょう。

醸造アルコールを用いた後味に辛さの片鱗を感じられますが、全体的には口に含んだ際に米の甘みが仄かに口を突く日本酒です。
キリッとした後味ですが、悪く言うと醸造アルコール然とした後味とも言うことが出来、ここが嫌いな人にはちょっと薦めにくい感じですかね。
ちなみに香りは薄く、匂い立つ芳醇な香りを楽しませてくれるタイプの日本酒ではありません。

黒瀬個人の感想を述べさせて頂くと、上諏訪五蔵はやっぱり真澄を始めとして甘口寄りが鉄板じゃないかと思います。
そもそも辛口といって置きながら、某酒造も呑むと甘さを感じるとまで言ってるぐらいですからね……。




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