会津中将 にごり酒 原酒(福島県)




■会津中将 にごり酒 原酒
 ・【黒瀬的オススメ度】★★★★★★☆☆☆☆
 ・堪能時期 : 2015年09月
 ・酒造 : 鶴の江酒造株式会社(福島県会津若松市)
 ・【アルコール度数】20度
 ・【原材料】 米・米麹・醸造アルコール
 ・【日本酒度】 -3.0
 ・【酸度】 1.4
 ・【アミノ酸度】 不明
 ・【精米歩合】 65%
 ・TAG : <にごり酒>

会津中将 にごり酒 原酒(全体)会津中将 にごり酒 原酒


【寸感】
会津の中将を名乗り、原酒として20度のアルコール度数を持つにごり酒です。
20度は伊達ではなく、酔いの回りの早さを体感できる作りになっています。
いや、ホント、すいすい行くとかなり来ます。
醪込みの雑味がボデーに来る。

日本酒度-3.0とありますが、アミノ酸度が1.4のため実質ほぼ「やや辛口」に分類される出来ですで、口に含んて真っ先に感じる部分もこの「やや辛口」の部分になります。
米の甘みや酸味といったものよりも「おっ、辛い」という印象が強い。

ちなみに香りは薄く、匂い立つ芳醇な香りを楽しませてくれるタイプの日本酒ではありません。

にごり酒に「淡麗」という表現もおかしいですが、滑らかな醪を淡麗やや辛の日本酒にしっかりと混ぜ込んできたという表現がぴったり来る、下地のしっかりした醸造酒でしょうかね。
日本酒度-3.0の癖して「甘口寄りが好きです」っていうタイプにはちょっと薦められませんが、普段から醸造アルコール入りの後味をしっかり処理した「やや辛」を好んで呑むタイプにはすんなりと受け容れられる濁り酒じゃないでしょうか。

濁り酒の癖して、白身の刺身とかを肴にしても十二分に引き立つかと思います。




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