与謝娘 しぼりたて 生酒(京都府)




■与謝娘 しぼりたて 生酒
 ・【黒瀬的オススメ度】★★★★★★☆☆☆☆
 ・堪能時期 : 2015年07月
 ・酒造 : 与謝娘酒造合名会社(京都府与謝郡与謝野町)
 ・【アルコール度数】 18.5度
 ・【原材料】 米・米麹・醸造アルコール
 ・【日本酒度】 -3
 ・【酸度】 不明
 ・【アミノ酸度】 不明
 ・【精米歩合】 70%
 ・TAG : <生酒>

与謝娘 しぼりたて 生酒(全体)与謝娘 しぼりたて 生酒


【寸感】
大江山山麓から湧き出る清水で丁寧に醸した酒を造る与謝娘酒造合名会社の生酒です。
生酒と言うことでアルコール度が高く、口当たり良くさらりさらりと呑み進められるので、その辺の純米酒ばりに呑み進めると何気に酔いの回る日本酒です。

まず、生酒と言うことで鼻に付く香りが非常に爽やかであり、純米酒と一線を画すフルーティーな「香り」を仄かに漂わせてくれます。
香りを際立たせる部分で醸造アルコールを旨く使っているなという印象です。
この辺りは「ゆず酒」やら「すだち酒」やらを作っている酒蔵らしいと言えばらしいですが、日本酒としてみた時にはどちらかというと米の香りを堪能させると言うよりも前述した「食欲を増進させてくれそうな」フルーティーな香りを漂わせてくれていると感じます。

味の方は、良い意味で醸造アルコール然とした後味を感じさせない日本酒と言えばいいでしょうか。
その癖、味わい的にはキリッとした飲み口なので、味の調整の部分で醸造アルコールが寄与しているのは明白ですが。
ここでも上手にあたりを付けているなと黒瀬は思いました。

酸度が不明なのであれですが、傾向的には日本酒度的にも「やや甘口」と表現される部類に含まれる筈。
しかしかながら、言葉で表現するほどには、舌で味わう味覚に「甘さ」は感じられないと思います。
○○娘を冠している為、もっとバリバリ甘口で攻めてくるかと思いきや、なかなかどうして柔らかな口当たり以外はキリッとしたつまみを選ぶ芯のある飲み口の日本酒です。
何だろう、丹後の娘さんの気質を現しているんでしょうかねー。

正直、京都の日本酒をあまり「美味しい」と感じたことのない黒瀬ですが、普段呑みでもチョイスするに足る良い味だと思います。
特に、最初の一杯を飲み干すまでの飲み口の柔らかさはかなりのものです。




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