■白老 純米酒 六割五分磨き
・【黒瀬的オススメ度】★★★☆☆☆☆☆☆☆
・堪能時期 ： ２０１５年０７月
・酒造 ： 澤田酒造（愛知県常滑市）
・【アルコール度数】 15.0度
・【原材料】 米（国産）、米こうじ（国産米）：愛知県産若水100％
・【日本酒度】 2.0
・【酸度】 不明
・【アミノ酸度】 不明
・【精米歩合】 65％
・TAG ： ＜純米酒＞
【寸感】
常滑焼の郷、愛知県は常滑市に澤田酒造の純米酒。
知多半島は何かと「萌え」分野に力を注いでいるので、澤田酒造さんなんかも「萌え」が威力を発揮すると取り込まれていくのかも知れない。
それこそ長野の麗人酒造さんのように……。
おっと話が逸れたぜ！
六割五分磨きの純米酒ですが、他の地域の純米酒によく見られる純米酒然とした甘口寄りの酒ではありません。
純米酒というと、日本酒度の数値で現される以上に甘く感じる側面が強いですが、こいつはその法則性とは真逆に行く感じで、数値以上に辛さを感じさせます。
六割五分磨きの効能かどうかは定かじゃないですが、純米酒と言うには香りも薄く酸味も米の甘味もほぼないため、悪い意味で「純米酒を堪能している」という風味のない日本酒です。
澤田酒造のHPでは「全工程手造りで、味のしっかりある雑味のないボディある酒です」とありますが、雑味のないボディある酒とは言い得て妙だと思いました。
確かに雑味は皆無で、辛さという観点からすると「ボディある酒」ですが、ただそれだけという印象が強く残ります。
尤も、純米酒でその「ただそれだけ」を作り出すことが難しいのも承知しているため、白老 純米酒六割五分磨きを購入して幸せになれる層は「雑味なく辛さを堪能したいけど、僅かにでも醸造アルコールの風味があるのは勘弁」という人達ですかねー。
黒瀬個人の嗜好で言わせて貰えるなら、同価格を出すなら別の純米酒等等を選択します。