real player / あらすじ

櫨馬(はぜま)市にあるビルの屋上に「天使」が見えると口走る男が現れ、その対応に当たった警備員・室山京輔(むろやまきょうすけ)とその場に居合わせた複数人の眼前で彼は飛び降り自殺をしたが結局その死体は発見されず、集団幻覚事件として片づけられた。
同時期、代栂(よつが)町主催のパソコン講習のインストラクター・城野正順(きのまさなお)は講習生がダウンロードした荒唐無稽な映像をきっかけとして、それを境に顕然な幻覚に襲われることになる。
双方の事件に関して提供された「幻覚を伴うガスの噴出」と言う説明。果たして幻覚からなる世界は虚か実か。
可視が不可視の領域を侵す時「real」の意義は何処へ行く?




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